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2022年
B. 高校生部門
受賞作品

 


最優秀賞
 


『青春離婚』

鳥取県立鳥取西高等学校
鎌田 和希 (高3)
三浦 陽典 (高2)

 

賞リボン
視聴者賞

 

ストーリーが進んでいくにつれて気持ちが大きく変化する佐古野郁美をうまく表現し、何をきっかけに心が変化していくのかをみている人に知りたくさせるためにあえてそこは映像には含まないようにした。

 

撮影時には光の入り方やカメラワークの豊富さを意識した。ナレーションと実際の声をうまく組み合わせることにより見る人が臨場感を感じれるようにした。色という観点からもこだわり、じっくりと本を映像化した世界に入れるようにカラーグレーディングにもこだわった。編集にはAdobe Premiere Pro を使用した。


審査員から
 

 

等身大の気持ちをみずみずしい感性で表現していた。

 

まるで映画を見ているような楽しさと、努力した演技にも好感が持てた。


準優秀賞
 


『このTシャツは児童労働で
作られました』

清教学園  児玉 健徳 (高1)
同志社女子高校  兒島 悠月 (高1)

 

 

ポイントは自分たちの声を入れて感情も伝わるようにしたことです

 

使ったソフト VN

 


優秀賞
 


『李陵・山月記』

広島インターナショナルスクール
平石 大志 (高1)

 

 

今回が恐らく最後のブックトレーラーコンテストという事で、最後に一つ新たな挑戦をしてみようと思い、ブックトレーラーでは作ったことのないストップモーションフィルムを製作してみました。自分があまり絵が得意ではないこともあり、全く同じ顔を描くことに苦戦を強いられましたが、ナレーションやサウンドエフェクト等でそれを何とかカバーできたかなと思います。

 

ストップモーションフィルムを作ることは難しくはないですが、恐ろしく時間を消費するので、もし来年またやるとしたら実写の方で頑張りたいと思います。


入賞
 

 

黄色のカーディガンの女の視点で動画をつくったことが一番の工夫です。ソフトには、CAPCUTを使用して作成しました。動画と音を別々にとったので、編集の時に苦労をしました。また、この本に含まれる人間の異常さや不気味さをこの動画で表現が出来たらと思っています。

『むらさきの
スカートの女』


鳥取敬愛高等学校
井本 萌花(高2)

野崎 柚希(高2)

『李陵・山月記』

広島インターナショナルスクール
岡野 純大(高1)

 

今回のトレーラーも昨年同様実写形式になりました。しかし、今年は自分の声をナレーションとして付け加えてみました。しっかりハキハキと喋るように努めましたが、まだまだ足りない部分があると自覚しています。本の内容は、物・服に限りがあるため現代版にせざるを得ませんでしたが、その他の要素は忠実に再現できたと思っています。今年でMYPが最後なので次があるかどうか分かりませんが、来年はさらに良い作品ができるように頑張りたいと思います。

 

工夫したところは二つあります。一つ目は読みやすいように文字の表示方法を変えました。また自分では読み難いなどはわからないので他の人にこの動画を見てもらい、アドバイスをいただきました。

二つ目は、ゲームで表現することで本の魅力が伝わりやすくしました。また絵はこの本にふさわしい人に頼み込み描いてもらいました。

使用ソフトはRPGツクールMVとiMoveです。

『コンビニたそがれ堂』

 

清教学園
田村 麗(高1)

桒原 亜紀(高1)

B部門 総評

辻 貴司先生

アニメーション、写真のスライド、実写映像、ゲーム映像など、バラエティに富んだ作品揃い。それぞれに工夫が詰まっていて、動画を楽しみながら作っている様子が伝わってきます。個人的には、ナレーションの声やオリジナルの映像、手書きのイラストやテロップなど、作り手由来の素材に惹かれます。動画のスキルを超えた、作品への思いや熱量に心動かされました。

 

西澤 廣人先生

高校生作品では音の使い方がうまいものが多かったのが印象的です。各自の状況によって、どう追求していくかが違う=個性が出ることも魅力的です。みんなでチャレンジできる時間がつかめて、力を合わせられたときに、想像以上のことができると感じました。

西山 光子元編集長・現出版プロデューサー

どの作品も本の主題に対する意見をしっかり持っていて、視聴者に「この先どのような展開になるのか」という期待を抱かせる構成になっています。本を読み込んでいて、それに対する自分の考えを創造性豊かに表現していることに驚かされました。写真や文字の展開の仕方、文字の配置などにも工夫が見られます。動きのあるイラストと文字のコンビネーションなどにもオリジナリティーがうかがえました。また、人物が登場するドラマ風の作品も意外性があり、楽しみながら引き付けられました。全体にどの作品も選曲が上手で、本のイメージをさらに引き上げています。

齋藤 優子先生

高校生部門の特徴として、ブックトレーラー作成のために選択した本が多様であったことが挙げられる。社会問題を題材としたもの、名作文学、推理小説、絵本、いわゆるライトノベルなど、各人の読書の嗜好が反映され、自由に課題に取り組む様子が窺われた。これは表現方法の多様さにも言えるようだ。高度なアニメで、イメージを刺激する写真で、再現ドラマで、的確な言葉で、作品が作られている。自分の得意とする技術を使って感性を表現し共感を得る、そんな経験を積み重ねていってほしいと思う。

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