A. 中学生以下部門
受賞作品

 


『李陵・山月記』

広島インターナショナルスクール
青山 陽夏人 (中3)
 

 

アニメーション作りは初めての経験でしたが、FlipaClipという編集ソフトをうまく活用して最後まで作成することができました。

 

作品の文化的背景に中国の歴史があったので、中華風のBGMや書物を彷彿とさせる達筆なフォントで字幕を入れることで世界観を表現しました。中国の地名や名前が多く出てくるので、字幕とアフレコを入れて内容を明確にしました。

 

工夫したのはシンプルなイラストで構成されたアニメーションと原稿用紙から浮かび上がってくる字幕の塩梅です。内容を明確にすることと、一度に画面に出てくる文章量の取捨選択が非常に難しかったです。


審査員から
 

 

魅力にあふれるイラストとアニメーション、なおかつスマートな仕上がりは圧巻。見終わった後、思わず読みたい!と感じさせる力があります。


最優秀賞
 


『モモ』

広島県立広島叡智中学校
潮海 晴子 (中1)
城崎 心美 (中1)
 

 

この作品はミヒャエル・エンデ作のモモをモチーフにして、iMovie、Tayasui Sketchesを用いて作りました。

 

この作品のポイントは2つあって、1つ目がアニメーションを積極的に取り入れたところです。時計が動くところや友達が現れなくなったのを表す時など、まるでモモたちが実際に動いて身近にいるように感じてもらおうと工夫しました。

 

2つ目がモモの世界観を壊さないようにすることです。絵柄をできるだけモモに寄せたり、モノクロで描いてみたり本の雰囲気を感じてもらおうと工夫しました。

優秀賞

準優秀賞


『踊る人形』

広島インターナショナルスクール
折出 真煕 (中1)

 

 

僕はブックトレーラーを作成するのは初めてで、すごく難しかったです。

 

動画を作るにあたって一番苦労したことは、ブックトレーラでシャーロックホームズの雰囲気を保ちながらも本の宣伝をすることです。僕は今回 Clip Champを使いましたがすごく使いやすかったです。僕はプログラミングや動画作成などコンピューターを使った作業が得意ではないので、最初はすごく難しいと思いましたが、いざ始めてみると思ったよりも簡単でした。初めてにしてはよくできたと思います。



『閻魔堂沙羅の推理奇譚』


広島県立広島叡智中学校

江頭 佑月 (中3)
横山 舞緒 (中3)

 

 

ブックトレーラーを制作した際に工夫した点は、場面の切り替え速度だ。

 

具体的には、小説の中に出てくる、霊界の推理ゲームを説明する場面の切り替えを素早くし、最終場面である霊界の推理ゲームの幕開け部分の切り替えを遅くした。場面の切り替え速度を変化させることで緊迫した雰囲気や緩やかな雰囲気を醸し出す事ができるためだ。犯人特定の鍵について言及した場面がポイントである。

 

使用したソフトはadobe photoshop sketch、PowerPoint、iMovieである。


『世界は「 」で満ちている』

佐賀龍谷学園 龍谷中学校

吉田 眞悠子 (中1)

 

私がこの本を紹介するときに工夫したポイントは動画の音です。

 

動画の最初は楽しい雰囲気だけど、途中から暗い雰囲気になるのでそこに注目して音楽を入れたり、音声を入れたりしました。最初の方は暗くなる前というのを考えて、あまりポップな曲を入れずに、センチメンタル系の中のちょっと明るめの曲を入れました。そして途中からは暗い雰囲気の曲を入れようと思っていましたが、なかなか合うものがなくて音楽は途中から切れるようにしました。でも途中から無音というのは寂しいので自分の声を使って主人公の感情を表せるように頑張りました。使用したソフトはiMovieです。


『梟の一族』

東京学芸大学附属
国際中等教育学校

岸本 菜々子 (中2)
 

私が使用したソフトは"iMovie"です。ブックトレーラーを作成した際に工夫した点は、文字だけではなく、写真とその写真にあった音源を使用して物語の雰囲気を表現したことです。

私が選んだ本にはサスペンスの要素も入っていたので、所々に響きが怖いと思う音源を探してそれを使用しました。

また、その本を読みたいと思って頂くために、あらすじに対して少し疑問を感じさせるような文章を作り、言葉を慎重に選びました。


『バスカヴィル家の犬』

広島インターナショナルスクール

多根 彩葉 (中2)
 

 

ブックトレーラーに応募するのは初めての経験なので、苦戦しながらも頑張って励みました。

 

特に力を入れたのは、編集作業です。主にiMovieで制作しながら、他の機能が使える編集ソフトも活用しました。フォントの種類や色、音楽、画像などを適切に使うように心がけて編集しました。一番大変だった作業は、動画の構成を作ることです。ネタバレにならない範囲の情報を選ぶのに苦戦しましたが、自分なりにうまく作れたと思います。

入賞

『パディントン』

佐賀龍谷学園 龍谷中学校
 

本島 琳子(中1)

今回の本の紹介で一番印象的に残っていることは 自分で本の紹介をすることで、より深く本の内容を知れたことです。自分が今まで気にしていなかった部分まで知ることができました。そして、この本がより好きになりました。他の本でもやってみたいという好奇心が芽生えました。

 

自分のだけではなく、他の人のものを見て学んだり、それを見て アドバイスをしあうことで自分の作品が生まれました。さらに周りの人の道具なども使わせてもらいました。自分が最終的に納得できる作品になって良かったと思います。Keynote・iMovie を使いました。

『カラフル』

広島県立広島叡智中学校

鍋加 明希 (中1)

大村 花楓 (中1)

動画を見る人を引き込ませるためにテロップの文字を手書きにしたり、1コマ毎の文字数を少なくしたり、1コマが次のコマに移る速度が遅くなるようにしたりするなどを工夫しました。

また、多角的な考え方ということを表現するため、正二十面体に様々な画材で色を塗り、正二十面体の角度を変えて動画に載せました。

 

使用したソフトは「Tayasui Sketches」「PowerPoint」「iMovie」「メモ」の三つです。

 

『シャーロックホームズの帰還』

広島インターナショナルスクール

 

梶原 心瞳(中1)

私は今回がブックトレーラを作ったのが初めてで、とても悩みながら作り上げました。

 

動画を作りながら一番苦戦したところは音源でした。動画と別の音のタイミングを合わせるのが難しかったので、同級生に頼んで音を聞いてもらった後に動画を音に合わせて撮らせてもらったりしてもらって工夫しました。

 

私が使ったソフトはClipchampと言うソフトで、違う科目の授業で先生に勧められたので使いました。Clipchampは色々なフォントやトランジションなどがあるので、とても使いやすかったです。そして音の調整や画像の色味の調整もできるのでとても便利でした。

鳥取県賞

『ひと』 

佐賀龍谷学園 龍谷中学校

 

小栁 響加(中1)

賞リボン
視聴者賞

人とのつながりが段々と減っている今、もう一度人との関わりの大切さを思い出してもらえるように作りました。 まず主人公が孤独だった時となありに誰もいなかった時の独りを強調させるためにスライドいっぱいに独りが目立つように置きました。 そして呼びかけたい言葉をひとつのワードだけおいて問いかけるような感じでスライドを作りました。使用したソフトはiMovieとKeynoteです。

『ジョン万次郎物語』


広島インターナショナルスクール

高谷 南月(小5)

井口 颯真(小4)

ブックトレーラーを作るのは、絵をたくさん描かなければならなくて、思ったより時間がかかってたいへんでした。ブックトレーラーでは、本の内容を全部言ったらいけないから、どこまで内容を言っていいか決めるのが難しかった。編集をするとき、写真をつなげたり、音や音楽を入れたりするのが、楽しかったけど大変だった。ブックトレーラーを作ったのが初めてだったから良い経験になりました。ブックトレーラーが何なのか、どうやって作るのかがわかったから勉強になりました。コロナだったから、あまり学校以外で会えなくて、共同作業どういう風にしたらいいか、時間の使い方を学びました。また今度もやりたいです。

A部門 総評

 

辻 貴司先生

 

本の内容を忠実かつストレートに表現している作品が多く、原作からのメッセージを素直に受け取っているのがよくわかります。また、印象的だったのは、テンポの速さ。場面転換、テロップなどのスピードとタイミングが、ひと時代前とは、感覚的に違う。その感覚がとても魅力的でした。クオリティも高く、審査していて、とても楽しかったです。

 

西澤 廣人先生

中学生以下の部門のレベルの高さに驚きました。冒頭の言葉でどう掴むか、音楽にのせてどう展開するかをよく考えていることを感じました。情報量を絞って、見る人に謎を残している作品は、本を手にとって読みたくなります。また、最後の音の処理にも気を配るとより質があがります。みなさんの次の作品も楽しみにしています。

西山 光子元編集長・現出版プロデューサー

どの作品も映像の美しさが印象に残りました。音楽、絵や写真、イラストなどのグラフィックな要素が上手く調和しています。ナレーションのある作品では、優しい表現、困った表現など、シーンに合う感情を込めた表現ができました。創造性の高い作品も多く見られます。文字については、活字にするか、書き文字にするかでイメージがだいぶ異なりますので、本の主題に合うよう、よく考えて選びましょう。作品のなかには、やや単調で盛り上がりに欠けるものも見られました。見る人にどうしたらこの本の素晴らしさを知ってもらえるか、本を何度も読み込んで取り組むと、さらに良い作品ができると思います。

齋藤 優子先生

素敵な作品をたくさん見ることができ感動しました。皆さんが普段から色々な本をしっかり読んでいることがわかります。動画を作成する技術も高く、よく練られたアイデアには驚かされました。ブックトレーラーの作成には、本の内容を理解し、感じ取ったことを自分で分析する力が必要です。さらにそれを映像や音、言葉を使って表現し、人の心を動かしたのですから、作品を作り上げた皆さんの力は素晴らしいものです。この挑戦を通して得たものを、今後の学習と豊かな人生のために生かしてください。