2023年
SB 小学生部門
受賞作品
『韓国のお正月』
広島インターナショナルスクール
チェオン パーク(4年生)
かんこくも日本とちがうお正月があることを知ってもらいたいから、この本をえらびました。お正月の服とか、伝とうてきな遊びを見てもらいたいです。なぜかというと、きれいなソルビムとかは、韓国の昔の時に作られたからです。そして、伝とうてきな遊びはよく遊ばれていて楽しいからです。
審査員から
絵がわかりやすい!お正月はその国の文化を知る、とてもいい機会だと感じました。最初と最後に表紙を登場させて印象深くした点も優れています。少し聞き取りづらいところがありましたが、逆に本を読んで確かめよう、という気持ちになりました。
最優秀賞
優秀賞
『子どもの権利ってなあに?』
広島インターナショナルスクール
ミミ ガンセ / メイベル ウィラー (5年生)
前に子どもの権利について学んでいました。どれだけ子どもの権利が大事かをみんなに知ってもらいたくてこの本をえらびました。私たちが伝えたい事がビデオでどれだけ表現できるのかがんばってつくりました。自分たちでやらなきゃいけない事がちゃんとわかってやりとげたから、この課題に取り組んで自己管理スキルが身についたと思います。
『さんすうサウルス』
国立市立国立第六小学校
読書推進委員会
国立六小の読書推進委員会で相談して決めました。ちょうど2年生がかけ算を勉強していたので、えらびました。
準優秀賞
『いっすんぼうし』
広島インターナショナルスクール
おのでら いさ/キム ジュンス/
リー ジェヒ(3年生)
ちゅうごくにも、よくにたちいさいこのおはなしがあります。かんこくには、よくにたおはなしはありません。おにはかっこいいです。ほんをよむれんしゅうをしました。じょうずによめるようになりました。がんばってしつもん考えてしつもんをしました。お友だちに日本語をおしえてあげました。
『さらにざんねんないきもの事典』
啓明学園初等学校
古川 怜葦/ 加藤 勇人(5年生)
なぜ「さらにざんねんないきもの事典」にしたのかというと、面白すぎて何回もその本のシリーズを読んだことがあるからです。そして、二人で考えてみんなも興味があるかなと思ったからというのもありました。絵の動物も愛らしくてかわいいです。面白く覚えやすい短い文でその動物の残念な所を書いています。
SB部門 総評
辻 貴司先生
本の紹介を発表形式やナレーションで語る動画が多く見られましたが、どれも聞き取りやすく、元気があり、真剣に訴えかけてくる感じが声に乗っていて、好感が持てました。ナレーションだけでは伝えきれない雰囲気を、イラストや寸劇などでうまく印象づけていたのも良かったと思います。
西澤 廣人先生
一人で紹介するのも楽しいけれど、仲間といっしょに紹介するのも楽しいですよね。何人かでチームを組んで紹介するときは、具体的なイメージを共有することがカギです。ストーリーを考えながら、どんな画面で撮ればいいのかのイメージがうかんだら、とにかく試しに撮ってみる。撮った映像を見ると、次にどうしたらいいのかが具体的に見えてくるので、誰がどうしたらいいかを相談しやすくなると思います。委員会など学年を超えて作るときは、この経験をした人がいると、次の年に後輩に伝えるのもスムーズになると思います。
西山 光子元編集長・現出版プロデューサー
本の内容を知らせる表現方法を、絵やイラスト、文字、演技、音楽などさまざまな手法を組み合わせて構成している点に、驚かされました。視覚的に色彩豊かな楽しい作品が多く、どれも読んでみたいと思わせます。お話しが聞き取りにくい作品もありましたので、はっきりした口調を心掛けましょう。