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中学生部門
受賞作品
最優秀賞
『かがみの孤城』
アメリカ ネバダ州 Ed. W. Clark high School
中学3年
長井 典生
このブックトレイラーは作るのがとても楽しかったです。いろんな本や作品を見たり共有し合うのが好きな僕にはとてもいい機会でした。このブックトレイラーに使った「かがみの孤城」という本は僕は小学生のころに人生で一番本を読んだときに読んだ中で一番気に入った本でした。高校に入ってからいろいろ部活動などで忙しくなってゆっくり本を読むことができなかったのでブックトレイラーを作っている間久しぶりにこの本を読み返すことができてとても嬉しかったです。
この「かがみの孤城」は映画化されていて、その映画の予告などを少し参考にしたことで本の重要な内容を取り出すことができ、ブックトレイラー作りがとてもスムーズにできたと思います。しかし、全部コピーしたら僕の作品といえないので、本の良いところを入れるのとあまり似ないようにするのに努力しました。最後に、このブックトレーラーを作って一番嬉しかったことはみんなに「イケボじゃん」と褒められたことです。
そしてBFFに関わった人たち、担任のマタ先生、このような機会を設けてくださりありがとうございました。
審査員から
この作品は、声の表現のよさによって、物語の魅力をしっかり伝えているのが大きな強みです。
ナレーションは落ち着いていて聞き取りやすく、芝居にも工夫があり、場面の流れや気持ちの動きが自然に伝わってきます。
さらに、写真やイラスト、音楽を組み合わせながら、作品のテーマを多面的に表現している点にも魅力があります。とくに、クライマックスへつながる導入がよく考えられていて、続きが気になる構成になっていました。
一方で、全体の上品な雰囲気に対して人物イラストがやや軽く見える部分もあり、そこがそろうと作品の世界観はいっそう深まるでしょう。
優秀賞
『夏の葬列』
Malvern College Tokyo 3年
王 諾一
今回『夏の葬列』という小説作品を選んだ理由は、学校のサマティブアセスメントで『夏の葬列』のブックトレーラーを自分で作成し、それについての課題があったためです。なので、せっかくの機会だと思い、作成した『夏の葬列』のブックトレーラーをエントリーしました。このブックトレーラーを作成した際に工夫したことは、彼(メインの登場人物)が絶望、または後悔をしている事を視聴者に無意識に伝えることです。この工夫をした理由は、『夏の葬列』では主に彼が幼少期に犯した罪についての振り返りや後悔を読者に話していおり、あくまでもブックトレーラーであることから明確に視聴者に彼の気持ちを伝えている訳ではありませんが、何となくと無意識程度に心情をに伝える事で、作品の認知度を高め、視聴者を引き付ける事が出来るからです。
準優秀賞
『あと少し、もう少し』
広島県立広島叡智学園中学校 3年
服部 翠
普段あまりスポーツ小説は読まないのですが、この本は「おもしろい!」と一気に惹き込まれました。ストーリー、描写、表現など全ての魅力をこのブックフィルムに詰め込むために、サブタイトルや音楽、色にもこだわりました。アニメーションやエフェクトも工夫しながら作成することを意識しました。ぜひ、一度手に取って読んでみてください。
2026年 中学生部門 総評
辻 貴司先生
本の世界観が、短い動画の中でうまく表現されていました。BGMによる緊迫感だったり、印象的な場面の切り取り方だったり、巧みな音声表現だったりと、さまざまなアプローチの方法がある中で、どの方法を選択するのか、作り手の個性が表れています。タイプの異なる作品を見ることができることも、Book Film Festival の魅力と思います。
西澤 廣人先生
限られた時間の中で、一冊の本と真剣に向き合った熱量が伝わってきました。あえて「すべてを説明しない」ことで、見る人の想像力をかき立てる表現に挑戦してみてください。イラストや言葉をあえてシンプルにし、登場人物の感情をどう「予感」させるか。その試行錯誤の先に、あなただけの表現が待っています。一度完成した作品を、少し時間を置いて見直す楽しさを知れば、表現はもっと自由になります。
西山 光子元編集長・現出版プロデューサー
このコンテストの意義のひとつは、視聴者に今まで触れたことのない本を「読んでみたい」と思わせることにあります。それにはまず「わかりやすさ」がいちばん大切になります。いくら手法が優れていても、どのような物語なのかわからなければ、視聴者は本を手に取ってくれません。そうした意味で、この部門では、どれも物語のテーマ性がはっきりわかる構成になっているので、理解しやすく手にとってみたい作品になっています。
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